2008年12月24日
師走の暗黒卿
ダースベイダー専用タイファイターってじつは案外売っていなかったり、異常に出来が悪かったりするのでまたしても自作しました。もーね、しょうがないですよ。
ところで何故わたしはわざわざSLでスターウォーズなのか?と言われたことはありますが、あんまり考えたことはありませんでした。
もーそんなに好きならスターウォーズギャラクシー(スターウォーズのオンラインゲームのこと。日本語版サービスは終了しています)にでも行けよ!!と思われるでしょう。
もっともなご意見です。
しかしですね、わたくし思うに、用意された世界ではないから逆になんでもできるってことあると思うんです。
まー公認、非公認という違いはありますが。SLでのスターウォーズごっこの魅力ってそんなところにあるのではないかなーと思ったりします。
ただし、SLにおけるスターウォーズごっこでは、ゲーム性はほとんど皆無です。戦闘とかできるシムはありますが、はっきり言ってそんなに楽しいものではありません。そもそも、戦闘が主目的のスターウォーズ関連シムは少ないと言えます。
そういうシムはつまり、雰囲気を楽しむところなのです。キャラクターになりきって会話を楽しむ、とか、自作の衣装を見せに行くとか、他人の衣装を見て「うむ!なるほど!」と思ったりとかです。
そこには専門用語バリバリの世界が展開されています。
そのようなロールプレイングのシムでは、それぞれの場所にそれぞれのルールがあり、いろんなグループに所属し、その中での階級を上げることが目的だったりします。まあ、それはそれで楽しいのですが、そこはSLですから、用意されたシナリオがあるわけでもなく、また、ゴールもありません。
たまにセイバートーナメントなんていうイベントがあったりしますが、わたしのPCでは重くてとても楽しむどころではありません。
しかし、だからと言って「なんだ、つまんねーじゃん。こんなの」とは思いません。
そういうシムの世界を作り上げた人もユーザーであり、また、そういう場所に集まってくるのもユーザーです。「いったいどんだけスターウォーズマニアなんだこの人は!!」と感心してしまう人もそこにはいるのです。
逆もいます。「なんだこれ、こんなもん売ってるのか!あほか!!」ってものも中にはあります。
わたしが引き寄せられてしまうのは、そういった人々の熱気なのではないかと思います。
異常にレベルの高い作品に感動したり、再現度の低い作品に腹を立てたり、(腹立てるなら買わなきゃいいだけなんですが)
リトル・モス・アイズリーの酒場でならず者を気取ってみたりとか、ジェダイの格好で帝国軍基地に近付いて「なんだ!貴様!」と尋問されてしまったりとか、世界のマニアたちと触れ合うのがわたしは楽しいのです。
そしてスターウォーズの世界とは、マニアによって作られるものです。と、言いきってしまうと異論もあるかと思いますが、ここはあえて言い切りましょう。「スターウォーズの世界はマニアによって作られる!」と。
なぜなら、スピンオフノベルなどは、マニアが広げた拡張世界です。そして現在のスターウォーズユニバースではそこから出てきた設定を多分に取り入れています。裏設定が公式化してきているわけです。
最近の例で言うと、つい最近公開されたクローンウォーズでも、アサージ・ヴェントレスが登場しましたが、彼女はスピンオフから昇格し、公式設定キャラクターとなった例です。
しかし、依然として絶対な設定というものは、ジョージ・ルーカス本人が決めたもの、認めたもの、だけが絶対です。彼はこの世界の神なのです。
スターウォーズ関連グッズの商標権すべてを握り、スターウォーズ・サーガを産み出した張本人がその世界の神である、という理屈はもっともですが、サー・ジョージ・ルーカスの本業は映画監督です。
もはやスターウォーズというコンテンツはすでに映画の世界だけでは収まりきれないほどに成長しています。
たとえば、ゲームの世界では、数多くのスターウォーズゲームが発売されていますが、その全てのストーリーや設定をアノお方が決めているわけではありません。TVアニメ版・劇場版・クローンウォーズもアノお方の作品ではありません。
作品自体がすでに一人歩きをしているのです。
そうして、そういう動きを推し進めているのは他ならぬマニアなのです。
作品が増えていくにつれ、設定も増えていき、アイテムも増え、スターウォーズユニバースがさらに奥行を増していくのです。
日本発でこれに匹敵するコンテンツはおそらくただ一つ
あの「ガンダム」だけでしょう。このごろでは「エヴァンゲリオン」もがんばっているようですが、まだまだ歴史が足りません。
話がそれましたが、「マニアの作るスターウォーズこそが熱い!」と思っております。
なげえな。
それではまたー!
Posted by taka55 at 19:23│Comments(0)
│シスの暗黒卿